2020年9月19日
エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
ビジャレアル 2(0-0,2-1)1 エイバル
得点者/ビジャレアル
ジェラール・モレノ(63)
パコ・アルカセル(71)
得点者/エイバル
キケ・ガルシア(50)


ラリーガ第2節、初戦を引き分けたビジャレアルと同じく引き分けスタートのエイバルの一戦。


ビジャレアルは開幕節で怪我したペーニャに代わってガスパールが入る。久保建英は2試合連続のベンチスタート。ワトフォードから加入したばかりのエストゥピニャンはベンチスタート。
エイバルは開幕戦でレッドカードのディオプが出場停止。中盤の枚数を増やしてレシオ、セルヒオ・アルバレスを並べた。乾貴士はスタメン入り、ニューカッスルから加入したばかりの武藤嘉紀はベンチスタート。


前半は立ち上がりからお互いスピーディーな展開。ビジャレアルはジェラール・モレノに決定機が訪れネットを揺らすもVARチェックの末オフサイドの判定、エイバルはカウンターから乾貴士がGKとの1対1を迎えるもゴールならず。両チームともチャンスは創出する内容。

前半は0-0で終了。


後半5分、エイバルが先制。乾貴士のパスを受けたエスポジトが前を向いてスルーパス。これに抜け出したキケ・ガルシアがビジャレアルのGKアセンホをかわして無人のゴールへ流し込む。ボールを持たれる時間が長かったアウェイのエイバルが先制に成功する。
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後半23分にはビジャレアルに同点弾が生まれる。左サイドから投入されたばかりのエストゥピニャンがクロスをあげ、ファーに流れたボールをチュクウェゼが折り返すと、ジェラール・モレノがテクニカルなターンから右足を振り抜きネットを揺らす。エースの2試合連続ゴールで試合は振り出しに。
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更に後半26分にはビジャレアルが逆転する。中盤でジェラール・モレノがスルーパスを送ると、抜け出したアルカセルがGKとの1対1を制して左足で流し込む。一度は副審の旗が上がりオフサイドの判定となったが、VARチェックの末ゴールの判定。アルカセルの今季初ゴールでビジャレアルがこの試合初のリードを奪う。
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その後エイバルは乾貴士、エスポジト、キケ・ガルシアを中心に攻撃を展開するも、ビジャレアルのブロックを崩すまでには至らず。

試合は2-1でFT。


ビジャレアルは前半特にエイバルのブロックを崩せずオフサイドを繰り返したが、後半与え続けたジャブが効き2得点。途中出場のエストゥピニャンは同点ゴールの起点となるクロスを上げ、同じく途中出場の久保建英は短い出場時間だったが存在感を発揮した。アルビオルが鼻からの大量出血で途中交代となったのは懸念材料だが、ホーム2連戦でなんとか一つ勝ちをもぎ取った。
エイバルはビジャレアルを苦しめたが逆転負け。得点シーンは今季エイバルが目指すべき奪ってから縦に速い崩しで、その他にも乾貴士が積極的に仕掛けるなどビジャレアル守備陣を苦しめた。守備陣も持ち前の粘り強さを発揮してしっかり最終ラインも統率されていたが、ラリーガ屈指の攻撃陣の前に2失点と屈した。ただ戦い方は引き分けた開幕節よりも明確に改善されており、武藤嘉紀ら新加入組がマッチすれば面白い存在になり得る。


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