2020年10月24日
カンプ・ノウ
バルセロナ 1(1-1,0-2)3 レアル・マドリード
得点者/バルセロナ
アンス・ファティ(8)
セルヒオ・ラモス(63・PK)
ルカ・モドリッチ(90)
得点者/レアル・マドリード
フェデリコ・バルベルデ(5)
ラリーガ第7節、バルセロナとレアル・マドリードの「エル・クラシコ」。
バルセロナは守護神のテア・シュテーゲンが負傷離脱しネトがクラシコ初出場。その他にもクラシコ初出場の若手が多数先発とクーマン監督は思い切ったスタメンを採用する。
レアル・マドリードは怪我から復帰のラモスがスタメン入り。RSBにはナチョが入り、両WGには左ヴィニシウス、右アセンシオが入った。
先制したのはマドリー。前半5分、ライン間で受けたベンゼマが2列目からの飛び出しで抜け出したバルベルデへスルーパス。抜け出したバルベルデがGKとの1対1を制してネットを揺らす。アウェイ・マドリーが若きインテリオールのゴールで先手を奪う。
しかし前半8分、バルサはアルバが左サイドの裏を取り、深さを取って中央へラストパス。最後はファティが押し込んでゲット。17歳のファティがネットを揺らしてすぐにタイスコアに戻す。
前半はタイスコアのまま1-1で前半終了。
後半18分、マドリーが勝ち越す。左サイドからクロースのFKに合わせようとしたラモスがバルサのラングレにユニフォームを引っ張られたとしてOFRの末PKの判定。これをラモスが自ら沈めゲット。大きな勝ち越しゴールを奪う。
その後はバルサがボールを保持する時間が長かったが、守備の枚数を減らしてブライスワイトなど攻撃陣を投入したことで攻守のバランスが崩れ始める。
その隙を突いたマドリーが後半45分に突き放す。ライン間で受けたモドリッチがスルーパス。これに反応したヴィニシウスが飛び出すもバルサのGKネトに弾かれる。こぼれ球を拾ったロドリゴがモドリッチに繋ぎ、そのモドリッチがネトをずらしてゴールに蹴り込む。このゴールが勝負を決定づける。
試合はこのまま1-3でFT。
バルセロナは今季最初のクラシコをホームで落とし今季2敗目。ゴールを決めたファティは常にマドリーの脅威となり続けたが、コウチーニョやデ・ヨングはマドリー守備陣に苦しめられた。前述の通りブライスワイト投入で攻守のバランスが崩れたのも反省材料。デストやペドリら若手が守備面で貢献していたのは高評価。
マドリーは公式戦2連敗中の苦しい状況で迎えたクラシコで勝負強さを見せつけ勝利。先制点はバルベルデの特長である2列目からのフリーランが効き、CLのシャフタール戦で不在だったラモスも攻守で圧倒的な存在感を見せた。懸念材料はナチョの負傷交代。カルバハルとオドリオソラが負傷離脱中でナチョも離脱となると本職ではないバスケスやメンディに頼らざるを得ない状況に陥るため、長期離脱は何がなんでも避けたい。ただ今日のバスケスはアルバやコウチーニョを完全に封じておりSBとしての最低基準には達していると見える。
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